2006年08月07日

メニューの名前

私が九州に初めて来たのは、11歳の夏。
そのとき、福岡県内の某所の食堂で、夕食をとることになった。
メニューを見たら「やきめし」(表記はひらがなだった)とあり、
「やきめしなんて初めて聞くな、どんな食べ物だろう」と思って注文し、
運ばれてきた皿を見て、

「これってチャーハンじゃん!」と、驚いたことがある。
要するに、焼き飯=チャーハンだったのですな。


少なくとも、関東の方ではチャーハンを焼き飯と表記することは滅多にないので、
このことは、しばらく私の記憶に埋もれていた。



そして、ついこの間のこと。
その日は、家で自分で作って、昼ごはんに冷やし中華を食べた。
そして午後になって外出し、仕事をこなし、夕方になって、
大好きなスパ銭に寄ったのである。
その日は、夕食は外食できたので、スパ銭の食堂で何か注文しようと考え、
メニューを見たら、「冷麺」とあった。

冷麺といえば、夏になると安楽亭など韓国料理屋でよく食べたっけ。
日本国内のものは、あまり辛くはない。
麺は、意外なことに日本そばと同じ、そば粉を使うのである。

その日は、2食麺類が続いてしまうけど、久しぶりに韓国冷麺を食べてみたいと考え、冷麺を注文した。
冷麺は夏季限定メニューだということで、メニュー表に写真画像はなかった。

そして、出てきた皿を見てみると、、、、
もう、この話の落ちはわかるだろう、「冷やし中華」を出されたのである。


皿を一目見るなり、

冷やし中華って(メニュー表に)書け!」
と、心の中で叫んだが、店の人に苦情を言うのは悪いというか、
やはりこういうのは、こちらの落ち度となるのであろうから、
黙って、その日で2杯目の冷やし中華を食べたのである。


冷麺といえば、韓国料理の冷麺か、せいぜい盛岡冷麺を指すものと思っていた。
だけど、西日本では冷麺というと、どうやら冷やし中華を指すようである。

「所変われば品変わる」じゃなくて、品は変わらなくても名前は変わるんだなあ、
今、この福岡で、チャーハンのサンプル(見本)に「やきめし」という名札をつけている食堂の前を通ると、そのことを実感する。



(韓国冷麺の画像 >>チェリ☆ドキ)
このブログを見て、無印良品で韓国冷麺を売っていることを知ったので、
今度買って食べてみようと思う。





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Posted by かもめちゃん at 23:37│Comments(0)食材・料理
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